財務省は、保険市場の拡大が続くものの、ベトナムは保険料収入の総額が国内総生産(GDP)比でわずか2%にとどまっており、世界平均の6.3%、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内平均の3.35%と比べて大きく後れを取っていると指摘する。同市場にはさらなる拡大の余地があるとの見方だ。
さらに、ベトナムは20年に企業数を100万社、1人当たりGDPを3750ドル(約38万円)に引き上げる目標を設定していることから、さらなる所得増が見込まれ、保険市場の拡大が期待される。
同国には現在、17社の保険会社がある。地場保険バオベトをはじめ、香港を拠点とするAIA、カナダのマニュライフ、英プルデンシャル、第一生命が市場の75%を占めるとされるなか、地場企業と提携した外資保険会社の参入も相次いでいる。成長が確実視される同市場では今後、企業間の競争がさらに激化しそうだ。(シンガポール市場)