ロイター通信によると、抗議は3時間におよび、「米国製品をボイコットしろ。アイフォーンを中国から追い出せ」と繰り返した。
中国では、市民活動の動きは、当局のコントロール下に置かれている。こうした不買運動や抗議活動は、当局の容認がなければ起こりえないことだ。
実際、共産党機関紙、人民日報系の環球時報など中国各紙が「KFCへの抗議は間違っている」とする意見を掲載すると、さっと抗議活動は下火になり、“官製デモ”の一面がのぞいた。
尖閣国有化で暴徒化、当局のコントロールは
2008年には、仏パリで北京五輪の聖火リレーが妨害されたことを受けて、中国で大規模な仏製品の不買運動が起き、仏系スーパー、カルフールが抗議デモの標的になった。チベット騒乱への武力鎮圧をめぐる欧米からの批判に、中国が業を煮やしていたことが背景にある。
日系企業も激しくやられた。2012年の尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモだ。暴徒化した集団に日本料理店や日本車に乗った人まで襲われ、世界を震撼させた。