市場が多様化しグローバル化する中で、誠実な事業者が栄えるためには、国の賢い規制が必要である。そのためには、規制をするかしないかの二分論ではなく、どのように行うべきかという検討が必要だ。これは製品安全だけの話ではない。たとえばクレジットカードの新しい規制を考える上でも、性能規定は検討課題の一つである。製品安全規制での経験は、これからの国と市場との関係を考える上で、貴重な示唆を与えてくれる。
◇
【プロフィル】谷みどり
たに・みどり 東大経卒。1979年通産省(現経済産業省)入省。経産省消費経済部長、官房審議官(消費者政策担当)を経て、2008年7月から現職。61歳。広島県出身。