米共和党上院トップ「TPP審議は次期政権下で」

 【ワシントン=小雲規生】日米など12カ国が2月に署名した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐり、マコネル上院院内総務(共和党)は25日、米議会による批准は次期政権の発足まで行われないとの認識を示した。複数の米メディアが報じた。オバマ大統領は来年1月までの任期中の批准を目指すが、実現はさらに困難になった。

 マコネル氏は地元ケンタッキー州での集会で、現在の合意内容には「深刻な欠陥があり、今年中に決定が下されることはない」と発言。さらに「次期政権下でTPPに変更が加えられて、審議されることはありえる」と述べた。

 マコネル氏はこれまで11月の大統領選からオバマ氏の任期末までの期間での批准の可能性について「ごくわずかだ」としていた。TPP批准をめぐってはライアン下院議長も下院での審議について十分な賛成票を得られないことを理由に消極的な姿勢を示している。