
発表されたアイフォーン7。サンフランシスコでイベントが行われた(ロイター)【拡大】
【ワシントン=小雲規生】米アップルは、7日にサンフランシスコ市内で発表したスマートフォンの新製品「iPhone(アイフォーン)7」と「7プラス」を9日から予約を受け付け、16日から日米など世界各国で販売する。日本向け製品では、JR東日本のICカード「Suica(スイカ)」などに採用されているソニー子会社の非接触ICカード技術「フェリカ」を搭載し、駅やコンビニでの料金の支払いができるようになる。
また、防水性能を大幅に高めた腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品も発表された。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は発表会で「アップルがこれまでに作ったなかで最高のアイフォーンだ」と述べ、7シリーズの販売拡大に自信を示した。
アップルは、日本で普及しているフェリカに対応することで、決済サービス「アップルペイ」を利用できるようにする。サービス開始は10月からで、「スイカ」のほか、JCBの「クイックペイ」、NTTドコモの「iD」などの決済サービスに対応しているとしている。