【太陽の昇る国へ】「核なき世界」その前に 幸福実現党党首・釈量子 (2/3ページ)

2016.9.9 05:00

 こうした事案に対し、政府として北朝鮮に抗議はしているようですが、それがなんらの実効性を伴わないことは、これまでの北朝鮮の態度を見れば明らかです。抗議も結構ですが、さらなる制裁措置を実施するとともに、不測の事態も想定し、抑止力の強化を急がねばなりません。

 --幸福実現党は2009年春の北朝鮮のミサイル問題を契機に立党しました

 北朝鮮が発射した弾道ミサイルを「飛翔体」と称し、あたかも有事ではないかのようにふるまう自民党政権では、国家国民を守れないという危機意識から、立党しました。

 以来、国防強化の必要性を訴えてきましたが、北朝鮮や中国の脅威が増大するなか、その主張が正鵠(せいこく)を射ていることは、手前味噌(みそ)ながら、誰の目にも明らかなのではないかと思います。

 この間、わが党の働きかけもあって、昨年には集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法が成立するなど、日本の安保政策に転換もみられましたが、「今、そこにある危機」から国民の生命・安全を守るには、抑止力を不断に高める必要があります。

 日米の紐帯(ちゅうたい)を強固なものとしながらも、米大統領選の帰趨(きすう)、米国の対日政策の変化もにらみ、憲法9条の改正をはじめ、「自分の国は自分で守る」体制の整備に取り組まねばなりません。これは主権国家として当然のことです。

 その際、本欄でも何度か言及しましたが、日本への核攻撃も現実化しかねないことから、抑止力の抜本強化に向け、原子力潜水艦などの装備や敵基地攻撃能力の保有、自衛のための核装備などを進めるべきだと考えています。

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