中国の高齢者ツアー、業者はコスト増懸念も 国家基準施行「貸し切りは医師同行」 (2/3ページ)

海南省三亜市の三亜南山文化観光区内にある仏教寺院、南山寺を訪れた高齢者。旅行会社の高齢者に向けた対応の状況もさまざまなようだ(中国新聞社)
海南省三亜市の三亜南山文化観光区内にある仏教寺院、南山寺を訪れた高齢者。旅行会社の高齢者に向けた対応の状況もさまざまなようだ(中国新聞社)【拡大】

 ツアーガイドに対しては、応急救護技能や一般医療知識、3年以上のガイド経験があり、細かい気配りと忍耐力を持ち合わせていることを要求。貸し切りの航空機、船舶、観光専用列車および100人以上の高齢者向けツアーには医師を同行させることとしている。

 また、高齢旅行者の身体条件に見合った観光スポットやレジャー活動などを選び、危険度の高いものや耐久力を必要とする内容をツアーに組み込まないようにとしている。さらに「高齢者がバスなどに連続して乗車する時間は2時間までとし、各観光スポットでの時間設定には余裕をもたせること、見学時間は連続で3時間を超えるのは不適切」だとし、「列車に乗る際は座席の確保と夜間や8時間超の乗車には寝台列車を用意し、なるべく下段を提供すること」などが要求されている。

 自らアップグレード

 こうした高齢旅行者の国家基準に対する各旅行会社の反応はさまざまで、実行難度が高く抵抗感があるとの意見もあれば、積極的に対応していくとの声も聞かれる。

広東省のある旅行会社の責任者は「『規範』の実施には観光スポットを…