
2016年度第2次補正予算が可決、成立した参院本会議=11日午後【拡大】
経済協力については北極圏での天然ガス基地建設や、ハバロフスク国際空港の整備・運営参画、内視鏡など日本式医療の導入などが想定されている。一定の財政措置が必要になる見通しだ。
解散・総選挙となれば、与党が景気対策などの“実弾”を求める懸念もある。
ただ、3次補正の財源確保は容易でない。円高に伴う企業業績低迷で足元の税収は伸び悩み、16年度の税収は当初予算の見積もりを下回る恐れがある。
そこで財源として想定されるのは、低金利を背景にした16年度の国債利払い費の減少分だ。数千億円分が浮くとの見方がある。
新たに建設国債を発行して賄う可能性もある。ロシアとの経済協力で企業への出資などを行う場合、「建設国債を発行して財源に充てることはできる」(財務省関係者)が、2次補正に続き国債を増発することは、財政再建の取り組みを逆行させかねない。(中村智隆)