韓国紙論説主幹、ノーベル賞ゼロに「ふがいなさ批判する前に、日本の100年越しの執念知れ!」の残念 (3/3ページ)

ノーベル医学・生理学賞を受賞し、安倍晋三首相から電話で祝福され笑顔を見せる東京工業大栄誉教授の大隅良典氏=10月3日、東京都目黒区(福島範和撮影)
ノーベル医学・生理学賞を受賞し、安倍晋三首相から電話で祝福され笑顔を見せる東京工業大栄誉教授の大隅良典氏=10月3日、東京都目黒区(福島範和撮影)【拡大】

 同じことはスポーツの分野でもいえる。韓国で「リオ五輪で日本が活躍したのに韓国はどうなっている」などという報道もおかしいのだ。

 痛快の論理で、実はこれが正論なのである。

“通りすがり”でも、「韓国出身」?

 一方で韓国紙、中央日報(電子版)によると、インターネット上で最近、「韓国出身のノーベル賞受賞者」が頻繁に検索されているようだ。1987年に化学賞を受賞したチャールズ・ペダーセン氏(1904~1989)のことである。

 同紙の報道によれば、ペダーセン氏についてノーベル賞委員会のホームページは「1904年10月3日釜山生まれ」と略歴を記しているという。当時は大韓帝国の時代で日韓併合前だったが、受賞当時の国籍は米国だ。 

 ペダーセン氏はノルウェー人の父と日本人の母の間に生まれたという。海洋エンジニアの父親は当時英国が掌握した大韓帝国の釜山税関に就職。その後、平安道で雲山鉱山が開発されると、そこに移った。母親は貿易業だった家族のため朝鮮半島に移住していた。ペダーセン氏の両親は彼が8歳になった年に長崎の修道院学校に行き、韓国を離れた。

 その後、ペダーセン氏は化学工学を専攻し、米マサチューセッツ工科大(MIT)などで学び、「クラウンエーテル」という新しい有機化合物を合成する方法を発見し、87年にノーベル化学賞を受賞した。

 同紙の見出しは「韓国出身のノーベル賞受賞者をご存じですか」。だが、どう見てもペダーセン氏は韓国人ではない。生まれは韓国だが、幼少のころの一時期に滞在していたに過ぎない。その記事の文中にも、「残念な気持ちからか」の表現がある。

 まさに「滑稽」を通り超して、「残念」である。