
野党4党の会談に臨む民進党の野田佳彦幹事長=9日午後、国会内(斎藤良雄撮影)【拡大】
民進党の野田佳彦幹事長は9日、米大統領選で勝利宣言した共和党のドナルド・トランプ氏が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に反対していることを踏まえ、与党の国会運営を批判した。
野田氏は与党がTPPの承認案と関連法案を10日に衆院を通過させようとしていることについて「トランプ氏はTPPからの撤退を強く言っている。そのときにTPPを推進するために(与党は)強行採決までやる。そんなことをやっていいのか。茶番じゃないか。新しい大統領にケンカを売るような話にもなりかねない」と述べた。