日・EUのEPA交渉加速 TPP発効にらみトランプ氏に圧力も (2/2ページ)

 一方、英国のEU離脱交渉は年明け以降に本格化するとみられる。これ以上の離脱を防ぐため、EUは他の加盟国に対し「EUにとどまるメリットを強調する必要がある」(政府関係者)のが実情だ。メガFTAの合意による貿易拡大は、反転攻勢をアピールするのに絶好の案件といえる。

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 EPA交渉で日本は、EUが日本車にかける10%の関税撤廃を求める。対するEUはチーズや豚肉、ワインなどの農産品市場や自治体調達の開放を日本に迫る。EUが合意に前のめりになれば日本は優位に交渉が進められるため、早期の合意に持ち込む考え。ただ政府内には「合意優先の妥協はできない」と慎重な声もある。(田辺裕晶)