11月の街角景気、5カ月連続で改善 円安株高が寄与、基調判断も上方修正

 内閣府が8日発表した11月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)が、前月比3.2ポイント上昇の52.5となり、5カ月連続で改善した。2014年3月の53.5以来の高水準で、円安による株価の上昇などが影響した。

 好不況の判断の分かれ目となる50を11カ月ぶりに上回った。内閣府は基調判断を「着実に持ち直している」とし、前月の「持ち直している」から上方修正した。判断の引き上げは2カ月連続。

 地域別にみると、全国11地域のうち中国を除く10地域で上昇した。調査では「株価の上昇がいい雰囲気を生んでいる」(東海の精肉店)、「気温が低下して衣料品に動きが出始めており、暖冬だった前年を上回っている」(北陸の百貨店)などの声があった。住宅関連の好調さを指摘する声も多く、金利の上昇観測から住宅購入を急ぐ人が増えているとみられる。

 2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は1.6ポイント上昇の53.0となり、5カ月連続で改善した。