
埼玉県熊谷市が舞台となった漫画「ブルーサーマル青凪大学体育会航空部」のパネルも登場【拡大】
「鉄人28号」が人気スポットに
久喜市にある鷲宮神社の初詣客を激増させた「らき☆すた」や、秩父への来訪者を増やした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、そして地域をアピールするキャラクターにも起用された「クレヨンしんちゃん」など、埼玉県にはアニメや漫画と地域とがタイアップして成功した事例が幾つもある。現在も熊谷市が舞台になった小沢かなさんの漫画「ブルーサーマル 青凪大学体育会航空部」が注目を集め始めている。石田主査は、こうした作品があることを熊谷市に教えて盛り上げていこうとしていると話した。地域性を持ったコンテンツがあっても、それを地域振興につなげるには人手も足りず、権利元との交渉や商品化などのノウハウもない。そうした市町村の要望を受け、さまざまなタイアップを通じて経験を蓄積した埼玉県が仲介役となって「各市町村と連携をとっていけたら」と訴えていた。セミナーには、神戸市からも企画調整局創造都市推進部デザイン都市推進担当課長の藤岡健氏が登壇。NPO法人KOBE鉄人PROJECTが長田区に設置して、全国的な話題となった「鉄人28号」の巨大なモニュメントを紹介した。1995年の阪神・淡路大震災で街のほとんどが焼け、靴作りという地場産業も打撃を受けた長田区。街並みだけを再建しても、産業という核を失った状態で復興できるか不安があった。
街を盛り上げる核が欲しい。そう考えた人たちが、神戸出身の漫画家、横山光輝さんの業績を借り、2009年に高さ15メートルの「鉄人28号」を立てたら大勢の人が集まった。7年が経って痛みも目立ち始めたことから色を塗り替え、以前よりも鮮やかな青色に生まれ変わった姿を11月にお披露目した。神戸市でもこうした活動を支えることで、全国の関心を集め来訪を促している。