米FRB 0・25%利上げ 昨年12月以来3カ月ぶり トランプ政権で初

 【ワシントン=小雲規生】米連邦準備制度理事会(FRB)は15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0・25%引き上げ、年0・75~1・0%とする見通しだ。利上げは昨年12月以来3カ月ぶり。トランプ米大統領の就任後、利上げに踏み切るのは初めて。

 利上げは米経済の拡大に対応した措置。トランプ政権が掲げる財政拡大型の経済政策によって景気が過熱する事態を防ぐ狙いもある。10日発表の米雇用統計など、経済指標は堅調で、市場では今会合での利上げ観測が確実視されていた。