
都道府県で最後の出店となった「スターバックスコーヒーシャミネ鳥取店」。韓国ではスタバの人口当たりの店舗数で日本の2倍になった【拡大】
さらに、韓国紙、中央日報(日本語電子版)によると、スタバは昨年、韓国のコーヒー専門店では初めて売り上げ1兆ウォンを超えた。スターバックスコーヒーコリアのまとめでは、1兆28億ウォンの売り上げを記録し、2015年(7739億ウォン)に比べて29・6%増えた。
スターバックスコリアの関係者も手応えを感じているようで、中央日報の取材に対して「ドライブスルー店舗、プリペイド式充電カード、サイレン・オーダー(O2O注文)などの韓国専用製品を発売した現地化戦略が功を奏したようだ」と説明している。
スタバは高級コーヒーの代名詞
もちろん韓国側は日本を強く意識しており、1人当たりのスタバ店舗数が韓国が日本の2倍になったことを積極的に評価しているようだ。
聯合ニュースは、3年早く進出した日本よりも韓国でハイペースで店舗が増えているのは、主な顧客層である20代から30代の若い女性からの人気が高いことに加え、韓国のコーヒー市場がインスタントからレギュラーコーヒーに変わる時期に参入し、顧客を先行獲得したためとみられると、伝えている。
また中央日報も、インスタントコーヒーから自家挽きコーヒーに移っていく時期に市場を先行獲得してコーヒー専門店の代名詞として位置づけられると同時に韓国人の口に合うメニューやサービスを開発したと、指摘している。
一方で聯合ニュースは業界関係者の話として「高級コーヒー市場が成熟した日本とは異なり、韓国はまだ未成熟な状態のため、『スターバックス=高級コーヒー代名詞』というイメージが強い」として、韓国におけるコーヒー市場の“未熟さ”が背景にあると暗に認めている。それでも、「スターバックスコリアはほかの国に進出したスターバックスよりも現地化にも成功した方なので当分独走が続くだろう」と強気だ。