中国の高速鉄道は、フランス、ドイツ、カナダ、日本からの技術を導入し、それをベースに改良を重ね、2008年に北京-天津間が開業した。11年7月に沿岸部の浙江省温州市で、鉄道衝突脱線事故が発生し、死者40人、負傷者約200人という大事故を起こしたのも記憶に新しい。
当時、安全を軽視して運転再開が優先されたといわれたが、その後、大きな事故は発生していない。高速鉄道は既に総延長が2万キロに達し、16年だけでも1900キロが建設された。さらに25年までに1万5000キロを増設する計画で、35年に4万5000キロへ拡張する構想まで浮かんでいる。
日本の新幹線は、開業50年余りで総キロ数が約3000キロ。国土の広さが違うとはいえ、中国の高速鉄道の普及は驚異的なスピードといえよう。最高速度は現在、時速300キロに落としているが、事故前までは350キロで営業運転を行っていた。ただのモノマネでは、ここまでの普及はできないだろう。
世界知的所有権機関(WIPO)の統計によると、16年のPCT国際出願特許数の国別の数字は、第1位が5万6595件の米国(前年5万7385件)、第2位が4万5239件の日本(4万4235件)、第3位が4万3168件の中国(2万9846件)の順になっている。中国は13年にドイツを抜いて3位となったが、その後も出願特許数を順調に伸ばしており、この1年で2位の日本に肉薄している。