末期高齢者に延命効果なし 抗がん剤治療、ガイドライン作成へ (2/2ページ)

 肺がんの患者を比較した場合では、受診後の生存期間が0~20カ月は抗がん剤治療を受けた患者の方が多かったが、40カ月以上存命したのは抗がん剤治療を受けなかった患者だけだった。75歳以上では10カ月以上生存した割合は抗がん剤治療を受けなかった患者の方が多く、生存期間も長かった。また、胃がん、肝がんについては、高齢の患者数が少なかったため、評価結果の公表を見送った。

 日本では、がん治療実績の情報開示などが進まず、高額な抗がん剤治療が、費用に見合った延命効果があるかを検証するデータはなかった。政府は、この調査結果を基に、年齢や症状ごとに適切な治療を行うための診療プログラムの作成などを進める。