
北朝鮮の弾道ミサイルがEEZ内に落下したことを受け、開かれた島根県の危機管理連絡会議=29日午前9時31分、松江市【拡大】
北朝鮮が29日早朝、また弾道ミサイル発射に踏み切った。4月以降、ほぼ毎週のように繰り返される国際社会への挑発行為。「ええかげんにしてほしい」「不測の事態が心配だ」。関係者はいらだちの中に不安をにじませた。
弾道ミサイルが落下したのは、新潟県・佐渡島から約500キロ、島根県・隠岐諸島から約300キロに位置する排他的経済水域(EEZ)内で日本海側の自治体は対応に追われた。
島根県は臨時の危機管理連絡会議を招集。中国電力島根原発(松江市)や漁船など船舶の被害確認を進めた。岸川慎一防災部長は「発射は3週連続で予断を許さない状況が続いている。危険性が高まっていると言わざるを得ず、不測の事態に心を配る必要がある」と危機感を募らせた。
原発15基を抱える福井県も電力事業者から情報収集に追われた。異常がないことが確認されたが、危機対策・防災課の担当者は「引き続き国からの情報などを注視したい」と語る。