
試験に備え、会場の外でテキストに目を通す子供たち=ミャンマー最大都市ヤンゴン(AP)【拡大】
ミャンマー政府は今年2月、教育改革の5年計画を発表した。「国家教育戦略プラン」と名付けられたこの計画は、17~21年度に実施する予定で、(1)基礎教育期間を11年から13年に延長(2)暗記重視から応用力重視への転換-などを柱とする。計画の実施を通じて教育を受ける機会の拡大や中退率の低減に注力する方針だ。
公立学校の環境改善にもつながる計画だが、資金的な問題などから実行に関して懐疑的な声も上がる。昨年度の同国政府の教育への支出は、約11億ドル(約1224億円)だったが、同計画の実現には年間で21億~26億ドルが必要となる見通しだ。
今後、私立に生徒が集中していくのか、あるいは公立が環境改善に成功して信頼を取り戻すのか。政府の手腕も問われていきそうだ。(シンガポール支局)