
会見場に入る小池百合子都知事=20日午後、都庁(桐原正道撮影)【拡大】
「当初は豊洲に移転して築地市場の跡地を売却、清算する案でしたが、市場のあり方戦略本部では、A、B、Cとさまざまな案が出されました。戦略的な市場のあり方を総点検したおかげではないでしょうか」
《小池氏は都知事に就任して以降、これまでに行ってきた検証を振り返り、この検証作業に意味があったと訴えた》
「築地市場の売却ですが、一時的にはお金が入ってきますが、一昔前の、箱物を作ったら終わり、という将来世代へのつけを残してよいものでしょうか。私はいけないと思います」
「たこ足経営に終止符をうって、最後のチャンスになると考えました」
《新たな基本方針を決めた理由の1つ目に、「今」ばかりを見ていて将来を見ていなかった点を挙げた小池氏。続いて、もう一つの理由を挙げた》
「2点目ですが、日本一の世界に誇るブランド、築地のブランドは、長い間必死の思いで育て、守ってきました。市場関係者に真に向き合っていく必要があると感じたからです」
「石原都知事時代の豊洲への移転については、無害化を念頭にしてきました。一方で汚染対策はこれまで850億円以上も投じられてきたものの、今年1月からのモニタリング調査でも、いまだに有害物質が基準値を上回る数値が検出され、無害化は果たされていません」
「あるはずの盛り土がありませんでした。モニタリングで有害物質が検出されたと分かっていたなら、築地から移転した市場関係者はどうしたらいいのでしょうか」