一方、主要産地の北海道は生産した生乳の8割を加工用にしており、欧州産に市場を奪われれば地域経済に与える影響は大きい。チーズの成長産業化に向け補助金や技術指導などで支援してきた農林水産省の幹部は「若手酪農家は今後の活路として取り組む。欧州から安いチーズが入ってやめてしまったら、何のための改革か分からない」と嘆く。
日欧は7月6日の首脳会談での大枠合意を目指し、事前の閣僚会合で難航分野の打開を図りたい考え。
■日本が輸入する主なチーズ
≪フレッシュ≫
・関税率(%)
29.8
・TPPでの扱い
モッツァレラなどは現状維持。クリームチーズは16年目までに撤廃
≪ブルー≫
・関税率(%)
29.8
・TPPでの扱い
11年目までに半減
≪熟成≫
・関税率(%)
29.8
・TPPでの扱い
カマンベールなどソフトチーズは現状維持。チェダー、ゴーダなどそれ以外は16年目までに撤廃
≪シュレッド、粉≫
・関税率(%)
最大40
・TPPでの扱い
16年目までに撤廃
≪プロセス≫
・関税率(%)
40
・TPPでの扱い
関税は現状維持、国別の輸入枠を設定