期限前の早期弁済についても寛容だ。銀行の中には、予定していた返済期限よりも早期に全額弁済すると違約金を取られる場合がある。一方で、ソーシャルレンディングには基本そのような取り決めはない。借入金の返済期日を流動的にしたい借り手企業にとっては使い勝手が良い。このあたりの融通性の高さも、ソーシャルレンディングが積極的に利用され始めている理由のひとつだ。
▽借入を希望する企業は後を絶たない
成長性、収益性の高い企業にとって、資金不足を理由に事業の足止めを受けることは大きな機会損失につながる。多少、金利が高かったとしても、借りられるところがあるなら借りたいという企業は数多く存在する。事実として、ソーシャルレンディング事業者への借入れ希望は後を絶たない。
まだ、ソーシャルレンディングは黎明期にあり、その存在を知らない企業が大半だ。今後も、ITを活用した低コスト運営と、柔軟な融資態勢を売りに、世の中に存在する多様な資金重要を取り込み、拡大していくことが予想される。
次回はソーシャルレンディング投資を行う際に気をつけるべき点を解説する。(※次回は7月21日から掲載予定です)
【プロフィル】藤田雄一郎
ふじた・ゆういちろう 株式会社クラウドポート代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。2007年にWEB構築、マーケティング支援事業を行う企業を創業し、12年に上場企業に売却。13年に大手ソーシャルレンディングサービスを立上げ、サービス開始から約2年半で80億円の資金を集めるプラットフォームに成長させた。16年11月にクラウドポートを創業。
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