ドローンで「新・火の見やぐら」 前橋市消防局が日本初の実験 専用通信網で効果的な指示 (2/3ページ)

有線ドローン「PARC」(前橋市消防局提供)
有線ドローン「PARC」(前橋市消防局提供)【拡大】

 ドローンは米国の「サイファイ・ワークス社」が開発した「PARC」。有線で指揮車につながれた有線ドローンのため、連続12日間(300時間)の滞空が可能で、風にも強い。垂直方向に最大122メートル移動可能。ケーブルは電圧1000ボルトで加工された強靱(きょうじん)な繊維「ケブラー」を使用。破断に強く消防隊員の手袋などにも使用されている。

 実際に運用された場合、どんな映像が飛び込んでくるのか。実験を主導するハイテク商社「理経」(東京都新宿区)の山内理史執行役員は「ただ画像を送るだけでなく、指令本部などの地図データと連携した画面上でドローンを探し、クリックすると映像が流れるイメージ」と解説する。

 ドローンには熱感度センサーや夜間使用可能なサーマルカメラを搭載する。市消防局の清水岳局長は、山林火災などでは地上から見通しがきかないとした上で「俯瞰(ふかん)映像は非常に有効。道の選定など地上では難しい判断が、はっきりする。また、センサーで燃えている場所が分かれば部隊を投入できる」と強調する。

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