
北朝鮮の労働新聞が7月29日に掲載した、「火星14」発射に立ち会い、笑顔で拍手する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)の写真(共同)【拡大】
国外での治療を望んだ劉氏の出国は中国当局に認められず、ご逝去後も埋葬すれば、民主化運動の拠点になる恐れもあってか、ご遺体は海に散骨されています。加えて、報道管制が敷かれ、国民は劉氏逝去を報じた海外メディアの報道に触れることもできません。こうした中国の現実に日本ももっと目を向けるべきだと思います。
また、北朝鮮の脅威が増すなか、中国はその事実上の後ろ盾ともなっています。外交的な解決には、中国による制裁強化が必要です。しかし、中国にとって北朝鮮は米国との緩衝地帯であり、温存させておきたい思惑もあって、解決に本腰を入れるとは思えません。
中国は、劉氏のような知識人・活動家を弾圧するだけでなく、中国返還20年を迎えた香港への統制を強めるなど、自由を脅かし続けています。加えて、台湾への圧力を強めていますが、習近平政権下での人権抑圧的な体制を改めることや、その覇権拡大の抑止は、アジア太平洋地域の平和を確保するための最重要課題の一つです。
わが党は、地域の平和構築に日本はより積極的に関与すべきであり、中国の民主化、自由化を促す外交努力を展開するべきだと考えています。日本として、中国の人権状況を調査し、世界に公表してもよいでしょうし、香港の民主化勢力支援に向けた国際世論形成に動くべきです。また、対中抑止のため、安保・経済両面での日台関係強化を急がねばならないと思います。