
北朝鮮の労働新聞が7月29日に掲載した、「火星14」発射に立ち会い、笑顔で拍手する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)の写真(共同)【拡大】
--さて、加計学園の獣医学部新設について、今月下旬に行われる予定であった文部科学省の大学設置審議会の認可判断が延期される見通しとなりました
審議会にはしかるべき判断を示されるよう願いたいです。そもそも、「学問の自由」「大学設置の自由」は守られるべきです。大学設置は「認可」であるにもかかわらず、事実上の「特許」として、文科省の独占状態にあります。審議会も“密室審査”など問題があり、こうした現状には見直しが必要です。
先月下旬には、加計問題について閉会中審査が行われましたが、「加計学園への伝達事項」という文科省の文書が取り上げられ、教員確保や施設整備などに関する助言が、「加計ありき」のものとして追及されました。
あまり知られていませんが、大学設置基準を満たすには、認可に先立ち、事業者は土地や建物、教授陣などをそろえなければならず、不認可のリスクを避けるため、文科省との事前審査・相談を行っているのが実態です。
文書を問いただすのも結構ですが、莫大(ばくだい)な先行投資を民間に課す一方で、後から「不認可」を突きつけても官側はその責任を問われることもないという、不条理な制度の是非こそ問われるべきだと思います。いずれにせよ、加計問題を政争の具とせず、行政や業界団体、政治の癒着や利権構造を見直す機会とすべきです。「自由の創設」を目指すわが党は、「岩盤規制」の撤廃による大学設置の自由化を訴えていく考えです。
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【プロフィル】釈量子
しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。