
ホアンジン・リー・クアンユー公共政策大学院教授【拡大】
また、同大学院をめぐっては最近、キショール・マブバニ学長が、大国に刃向かうべきでないとの主張を展開。これをシャンムガム内相兼法相らが「大国のいじめを許すべきでない」と反論して論争になった。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、黄氏追放について、中国とも親交があったリー・クアンユー初代首相が2015年に死去し、シンガポールが「小国」として「過度に緊張している」などとする意見を紹介した。
一方、ロイター通信は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の来年の議長国となるシンガポールが、南シナ海問題の国際法による解決を再び目指すと警戒し、中国が圧力を強めていると指摘している。