【専欄】中国で民族系自動車メーカー躍進 SUV優勢、外資系に劣らぬ技術 (2/2ページ)

 民族系は販売価格の安さを売り物にしているが、それだけではない。SUV増加の理由は、30歳以下の若い需要層の購入が増えていることにあるが、民族系はこうした新しい需要層を取り込むのもうまい。

 またエンジン車では従来、民族系と外資系との間に圧倒的な技術の差があったが、最近は新規に参入した民族系メーカーでも数年たてば、外資系にそれほど劣らない車を生産できるようになっている。その背景には、エンジン車でも部品のモジュール化が進み、技術の差をカバーできるようになったことが指摘できよう。

 電気自動車になれば、モジュール化は一挙に進む。民営系は今年に入って補助金削減の影響を受け、やや苦戦しているものの、それでも民族系有利の傾向は今後も続きそう。巻き返しをねらう外資系にとっては、厳しい戦いを強いられよう。