28日、衆院解散 前原代表 民進・希望合流提案へ 公認候補擁立せず事実上「解党」 (2/2ページ)

 民進党側も、希望の党が「憲法改正による一院制の実現」などを掲げていることから、参院議員に合流への反対論が強い。このため党執行部は、参院議員は党に残留し、民進党の組織を存続させる案も検討している。ただ、衆院側でも共産党などとの選挙協力に前向きなリベラル派は合流に慎重で、分裂は避けられない見通しだ。

 一方、民進党最大の支持団体の連合の神津里季生会長は27日の記者会見で「小池氏は1強政治に終止符を打つスタンスを明確にした。与野党1対1の関係を作り出すことに期待したい」と述べ、希望、民進両党が合流した場合、衆院選で支援する可能性を示唆した。