「手離し65秒」で手動に切り替え 国交省、自動運転車初の安全基準を義務付け (2/2ページ)

自動運転で追従走行する日産自動車のミニバン「セレナ」(後方の車)=2016年7月、神奈川県横須賀市
自動運転で追従走行する日産自動車のミニバン「セレナ」(後方の車)=2016年7月、神奈川県横須賀市【拡大】

 高速道の同一車線を自動走行できる機能は、SUBARU(スバル)のワゴン「レヴォーグ」、日産自動車のミニバン「セレナ」などに搭載されている。

 千葉県八千代市で自動運転中のミニバンが起こした事故などを受け、国交省は今年4月、現在実用化されている自動走行機能はドライバーの操作を手助けする技術水準で、運転中はハンドルを握るよう注意喚起していた。

 自動運転をめぐっては、国交省などが今秋から公道での実証実験を開始。政府は25年までに人が一切関わらない完全自動運転車の実用化を目指し、関連法令の整備を進めている。