年末までに200都市カバー 自転車シェアのモバイク、米ワシントン進出 (2/2ページ)

貴州省でモバイクの自転車に乗るミャオ族の女性(中国新聞社)
貴州省でモバイクの自転車に乗るミャオ族の女性(中国新聞社)【拡大】

 同社はこれまで既に、英国、イタリア、日本、シンガポール、タイ、マレーシアの6カ国に進出し、180を超える都市でサービスを展開している。米国市場への進出に伴い、年末までに200都市をカバーするという目標に向けて加速中だ。

 同社がワシントンでの事業展開を前に、多くの米国企業と協力関係を築いたことは注目に値する。9月には米通信大手AT&Tとの間で、同社の第4世代(4G)高速通信「LTE」を事業展開の中で使用することで合意。半導体大手クアルコムとの提携では、同社のグローバルマルチモードモデムをモバイク開発のスマートチェーンに取り付けて、スムーズなネットワーク接続を実現した。

 また、国連環境計画(UNEP)や国連人間居住計画(UNハビタット)などと連携して「世界自転車デー」を創設。マイクロソフトやクアルコム、コカ・コーラ、モトローラといった米国企業大手の支持を得ている。(中国新聞社)