麻生財務相「米国がFTAを強く要望した記憶ない」 TPPの利点、改めて強調

麻生太郎副総理兼財務相(斎藤良雄撮影)
麻生太郎副総理兼財務相(斎藤良雄撮影)【拡大】

 麻生太郎副総理兼財務相は20日の閣議後会見で、16日に米国で開かれた日米経済対話でペンス米副大統領が日米2国間による自由貿易協定(FTA)交渉に関心を示したとされることについて、「米国が強く(FTAを)要望した記憶はない。1回か2回、発言があった程度だ」と述べた。

 その上で、米国に対しては「(米国が離脱した)環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)へ入った方が米国の国益になる」との認識を改めて強調した。