
22日、パリのホテルで記者会見する小池百合子・東京都知事(三井美奈撮影)【拡大】
--「大義と共感」はあったか
「大義はあったと思います。共感までは至らない、むしろ反感を買った部分があるかと思います。その意味でも言葉の遣い方は注意しなければならないと改めて思った次第です」
--都議会での公民党との関係は
「公明党のみなさんも『都民第一』で生活者を重要視した政策を進めておられます。そういった点で『都民ファースト』と方向性は一致しておりますので、これまでと変わりなく進めていくものだと思っています。あくまでも『都民第一、都民ファースト』の視点は何よりも必要なのだと思っております」
--自身を「マクロン仏大統領と似ている」と言っていた。日欧で何が違うか
「こちら(フランス)も小選挙区制。『パリテ法』(候補者男女同数法)以来の進化で男女ペアの候補など、いろんな工夫をしているフランスには学ぶところが多いと思います。マクロンさんは経済担当大臣をやっておられたころから、関心をもって見ておりました。新しく作られた政党、さらに下院選で6割を占めるような成功を収めらことから、マクロン政治には常に関心を持って見ておりました。
政治というのは期待であったり、希望を訴えるものです。マクロンさんは非常にマーケティングを重視して、国民の本音を引き出す努力を積み重ねてやってこられた方であります。その努力を重ねる必要が日本でもあると思っています」