しかし就職先としての人気に反比例して、一般庶民の公務員に対する視線は厳しい。
今年大ヒットしたテレビドラマ『人民的名義』は、某地方政府・公務員の実態を描いているが、今年上半期の流行語にも挙げられているのが「蹲式窓口」である。これは陳情などに訪れる役所の窓口が地面から数十センチほどの高さの位置に設けられ、陳情者は中腰で話さなければならないというものだ。陳情者は当然、長時間は耐えられず、早々に立ち去らなければならなくなる。役人側からすれば仕事が早く終わるという寸法だ。ドラマの中だけかと思えば、地方政府のなかに現実に存在するという噂もある。
なにかと話題の中国公務員だが、本番の筆記試験は12月10日に行われる。