マグロ取りすぎ「迷惑料」1億円支払いへ 函館の漁協

定置網にかかった小型のマグロを海に返す漁師=北海道函館市沖(提供写真)
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 北海道函館市の南かやべ漁協は12日、国際合意で漁獲量が規制されている太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)を定置網で大量に漁獲した問題で、「迷惑料」として約1億円を日本定置漁業協会(東京)に支払う意向を明らかにした。南かやべ漁協が大量に漁獲したことで水産庁が設けた上限を超過しており、操業自粛を強いられた他府県に配慮した。

 太平洋クロマグロは資源の減少が指摘されており、水産庁が漁獲上限を設けている。定置網漁の漁獲量は北海道など20道府県で共同管理し、今期(7月~来年6月)は全国で580・5トンと設定された。うち北海道の枠は57トンだが、11月までに602トンと全国の枠を超過。このうち南かやべ漁協が452トンと突出していた。こうした事態を受け、水産庁は20道府県に操業自粛を要請。他府県が割を食う結果となり、批判が寄せられていた。南かやべ漁協は「迷惑料」は日本定置漁業協会を通じ、他府県に配分してもらいたいとしている。