電子申告なら控除10万円増 20年から「青色」対象 納税を簡素化

 政府・与党は13日、2018年度税制改正で、20年1月から自営業者や個人事業主が税務申告を電子申告で行った場合、控除額を10万円増やすことを決めた。会社員の給与所得控除に当たる「青色申告特別控除」を対象にする。電子申告の普及による納税手続きの簡素化を促すとともに、自営業者の申告状況を正確に把握する狙いだ。14日にまとめる18年度の与党税制改正大綱に盛り込む。

 自営業者らは国の電子申告・納税サイトである「e-Tax」を使い税務申告を行えば控除額が10万円上乗せされる仕組みにする。

 今回の所得税改革では、給与所得控除を10万円引き下げるのに合わせ、青色申告特別控除も65万円から10万円減らされるが、電子申告すれば結果として控除額は変わらない。税制改正では誰でも受けられる「基礎控除」が10万円引き上げられるため、所得税全体の差し引きでは税負担が減る。