短観、大企業製造業の景況感5期連続改善 輸出堅調 (1/2ページ)

日銀本店(中鉢久美子撮影)
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 日銀が15日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がプラス25となり、リーマン・ショック前の2006年12月調査(プラス25)以来、11年ぶりの高い水準となった。前回の9月から3ポイント上昇し5四半期連続で改善した。好調な海外経済を背景に、輸出が伸びて企業の前向きな姿勢が強まった。

 先行きは米政権運営や北朝鮮情勢の不透明感を警戒し、6ポイント下落のプラス19と悪化を見込んだ。

 景況感の5期連続の改善は13年3月~14年3月以来の約4年ぶりだが、家計ではその恩恵を実感しにくいとの声は多い。経済の好循環に向け18年春闘での賃上げが鍵となりそうだ。

 雇用では人手不足の深刻さが増しており、雇用人員判断は全規模全産業がマイナス31。1992年2月(マイナス31)以来の低水準となった。

 最近の大企業製造業では生産用機械や自動車が改善した。大企業非製造業の景況感は9月と同じプラス23だった。天候不順や人件費上昇が響き宿泊・飲食サービスや対個人サービスが悪化した。

 中小企業の全産業は2ポイント上昇のプラス11と26年ぶりの高水準。ただ新車の無資格検査問題が響き小売りは6ポイント下落した。

設備投資は大企業全産業で下方修正