米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は27日、トランプ米政権が連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策全般を担当する副議長候補として、ローレンス・リンゼー氏、リチャード・クラリダ氏と面談したと伝えた。両氏ともブッシュ(子)政権で経済関係の要職を務めた。
リンゼー氏は他の米メディアでも副議長候補として報じられている。ほかに、国際通貨基金(IMF)での勤務経験のあるモハメド・エラリアン氏の名も候補に挙がっている。
金融政策全般を担当する副議長はフィッシャー氏が10月に辞任し、空席になっている。金融規制担当の副議長には元財務次官のクオールズ氏が就任した。
リンゼー氏はFRB元理事で、現在は経営コンサルティング会社を経営。クラリダ氏は米債券運用大手PIMCO幹部で米コロンビア大の教授も務める。(共同)