■FRB内の変化
パウエル新体制ではFOMCの投票権を持つメンバーの大幅な入れ替えが見込まれている。イエレン氏は理事も退任し、投票権を持つニューヨーク連銀のダドリー総裁も退任予定だ。そうした中、金融引き締めに前向きな「タカ派」が増える見通しが強まっている。
また、物価動向の低迷を踏まえ、FRBの物価に関する政策目標を変更すべきだとの議論も活発になってきた。現行の「上昇率」に代わって「物価水準」を目標とすべきだとする意見が有力で、FRB執行部にも支持者がいる。パウエル氏は約40年ぶりにエコノミストでない議長となるが、ウォール街出身で実務にたけたパウエル氏の調整力が試される。