南ア大統領交代で中国の資源外交へ影響は? (1/2ページ)

15日、南アフリカ・ケープタウンで演説するラマポーザ氏(AP)
15日、南アフリカ・ケープタウンで演説するラマポーザ氏(AP)【拡大】

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカのズマ大統領(75)の辞任は、アンゴラやジンバブエで政権が交代したアフリカ南部の昨年の流れを受け継ぐ形となった。3カ国はいずれも中国との経済的な結びつきが強いという共通点があり、政権交代が中国のアフリカ投資にどう影響するかが注目される。

 南アのインターネットメディア「IOL」によると、ズマ氏は1月初旬、中国と国交を結んで20年になるのを機に中国側に祝電を送り、「ウィンウィンの関係」のさらなる発展を呼びかけた。2015年には習近平国家主席が南アを訪問。南アは中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーだ。南アは金やレアメタル(希少金属)、ダイヤモンドを産出する資源の豊富な国土に恵まれており、鉱物資源輸出への依存度が高い。最大の貿易相手国は中国だ。

 ジンバブエで昨年11月、軍の事実上のクーデターを発端に権力の座から追われたムガベ前大統領も、中国と親密な関係を築いていた。ジンバブエも金やニッケル、ダイヤモンドなどの資源を有する。

 さらに昨年、アンゴラでも1979年から大統領を務めてきたドスサントス氏が退任した。アンゴラは中国が原油を輸入するアフリカ最大の国だ。

続きを読む