タイ、総選挙延期の公算大で抗議集会

 タイは、民政移管のための総選挙が延期される公算が大きくなり、反発の声が上がっている。2月に入って首都バンコクでは数百人規模の抗議集会が相次ぎ、プラユット政権に早期の選挙実施を訴えた。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 同国の総選挙は2018年11月に予定されていたが、1月に立法議会(NLA)で選挙法の施行に90日間の猶予を持たせる法案が通過し、19年2月まで実施がずれこむ可能性が生じている。

 選挙の先送りに加え、プラウィット副首相の資産隠し疑惑が浮上したことなどにより国民の間で軍政への不信感が高まり、大規模な抗議集会につながったとみられている。

 現政権は14年5月に軍事クーデターで実権を掌握、当初は15年中に選挙を実施するとしていた。プラユット首相は、政権の座に執着するつもりはないとし、準備が整いしだい選挙を実施するとしている。ただし、時期については明言していない。