
浅草寺の雷門をバックに記念撮影する外国人旅行者=1月19日、東京都台東区【拡大】
観光庁は28日、2017年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人の延べ人数は前年比12.4%増の推計7800万人(速報値)で、過去最多を更新したと発表した。三大都市圏を除く地方が全体の40.9%を占め、伸び率も三大都市圏を上回る15.8%だった。格安航空会社(LCC)などの発着が増えた東北や九州を中心に好調だった。
都道府県別の宿泊者数は、東京がトップの1903万人で、大阪1171万人、北海道743万人、京都559万人、沖縄460万人と続いた。
伸び率でみると、青森の60.3%が最も高く、大分59.3%、佐賀51.9%、熊本51.7%の順。いずれも中国や韓国のLCCなどの増便が寄与した。2回目以降の訪日で東京、京都、大阪といった「ゴールデンルート」以外の地域を訪ねる客が増えたことも要因とみられる。
国・地域別では、中国が1732万人、台湾1124万人、韓国1093万人など。韓国と香港からの客の宿泊先は大阪が最も多かった。北海道はマレーシアからの客の宿泊先で1位になるなど、アジアで人気だった。欧米の客は東京に次ぎ京都への宿泊が多かった。
日本人客も含めた客室稼働率は全国平均60.8%で前年比1.1%の増。大阪(83.1%)が最も高く、東京(80.1%)、福岡(72.7%)、愛知(71.5%)が続いた。
同時に発表した17年の日本人の延べ宿泊者数は前年比0.7%減の推計4億2019万人(速報値)。観光庁は「秋の大型連休が台風に見舞われた影響があった」としている。