アリババ、食品スーパーの実店舗網を拡大 ネット販売と融合で“主導権”握る (2/2ページ)

 中国では近年、ネット通販が急成長し、従来型のスーパーや百貨店は苦戦している。盒馬鮮生十里堡店がある場所も2016年秋まで、採算が合わず撤退した日系のイトーヨーカドーの店舗だった。

 盒馬鮮生はITとの融合によって「従来のスーパーと比べ、3~5倍の収益力」(同店広報)を誇る。業績好調のため、17年末現在で5店舗だった北京市内の店舗網を、18年中に30店舗まで拡大させる計画だ。

 アリババに刺激され、ライバルのIT企業も続々と実店舗運営に進出し始めた。EC大手の京東集団(JDドットコム)は今年1月、同社初のスーパーを北京で開店。通信アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する騰訊控股(テンセント)も昨年12月、大手スーパーに出資した。いずれもITを活用して伝統的な小売業の刷新を狙う。(北京 共同)