
院内の新生児集中治療管理室を視察する松井一郎知事と吉村洋文大阪市長=29日、大阪市住吉区【拡大】
大阪府と大阪市が大阪急性期・総合医療センター(同市住吉区)内に新たに整備した「大阪府市共同住吉母子医療センター」が4月1日に開設するのを前に29日、完成式が開かれた。
松井一郎知事や吉村洋文市長らが出席してテープカットなどが行われ、吉村市長は「最新鋭の設備が整い、これまで以上の安心安全な出産につながる。多くの方に活用いただきたい」とあいさつした。
大阪市南部の周産期医療の高度化や小児医療の充実を図るのが狙い。総合医療センターと3月末で閉院する大阪市立住吉市民病院(住之江区)の医療機能を再編し、6階建ての施設内に125床を整備した。
MFICU(母体胎児集中治療管理室)を新設するなどし、ハイリスク症例への対応を強化。発達障害の専門外来や重度心身障害のある子供の短期入院など、市民病院が担ってきた医療機能も継承する。
一方、閉院後の住吉市民病院の建物では、4月から市立住之江診療所が開設し、産婦人科や小児科の外来診療を実施。市は、5~6年後をめどに認知症など高齢者医療を中心とした新病院を設け、大阪市立大付属病院に運営を移管する方針を示している。