葉物野菜の輸入急増、国産高騰で2月も過去最高


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 葉物野菜の輸入が今年に入り急増している。東京税関によると、キャベツとハクサイは1月に続き、2月の輸入量も単月として過去最大を記録した。昨秋以降の長雨や低温の影響で、国産野菜の生育不良による出荷量の大幅減少や価格高騰が原因だ。3月に入り国産価格は下がりつつあるが、それでも平年よりは高く推移しており、輸入量は今後も多いとみられる。(西村利也)

 特に、輸入が増えているのがハクサイだ。1月の輸入量は2213トンで、前年同月比で7.8倍に急拡大。国産の安定供給が困難となり、輸入が増えた昨年12月と比べても3.4倍だ。さらに2月は1月の2倍以上の4782トン、前年同月比で18.8倍となった。

 また、キャベツは1月が前年同月比5.8倍の1万3605トン、2月は3.4倍の1万5273トンに急増。レタスも1月、2月ともに2倍近くに増えた。輸入先をみると、キャベツとハクサイは9割以上が中国。レタスは約6割が台湾産、約4割は米国産が占める。

 農林水産省によると、輸入品は、野菜を大量に使用する加工食品や外食産業など業務用の不足を補うために使われている。今冬は国産の高値が続いたため、業務用向けに安い輸入品の需要が急拡大したという。

 中国産の価格は国産に比べ3~5割ほど安いが、残留農薬問題のイメージが根強く消費者からは敬遠されがちだ。それでも、「国産だけではまかなえない状況」(加工野菜製造業)のため、ギョーザやお好み焼き用などに輸入キャベツの使用を増やした企業もある。