エリザベス英女王92歳に 存命する世界の国家元首で最高齢

 【ロンドン=岡部伸】英国のエリザベス女王が21日、92歳の誕生日を迎えた。在位66年は英国君主として最長。存命する世界の国家元首として最高齢、最長になる。体調は良好で、21日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開かれる祝賀コンサートにも出席。孫ウィリアム王子は間もなく第3子を授かり、弟ヘンリー王子も来月に結婚式を行う予定で、英王室は慶事が続いている。

 女王は19日、バッキンガム宮殿で開かれた英連邦首脳会議で、父ジョージ6世の死去から66年間務めた、53カ国を束ねる英連邦トップの座を長男のチャールズ皇太子に引き継ぐ希望を表明。首脳会議は20日、これを決定した。

 昨年11月の戦没者追悼記念日の式典では建物のバルコニーから見守り、慰霊碑への献花を皇太子に任せるなど、重要公務を徐々に皇太子に委ねて王位継承に備えてきた。

 高齢による負担軽減のため公務を減らしているものの、今年2月のロンドン・ファッションウイークにサプライズゲストとして登場。今月22日のロンドン・マラソンではスターターを務める予定だ。