ロシア、日本の共同案を拒否 極東ハバロフスク空港の建設事業、工期・採算性に溝 (2/2ページ)

国内線の新ターミナル建設が進むロシア・ハバロフスク空港=4月19日(共同)
国内線の新ターミナル建設が進むロシア・ハバロフスク空港=4月19日(共同)【拡大】

 しかし、ロシア側は今年2月、新ターミナル建設に政府系の極東発展基金と対外経済銀行が39億ルーブル(約68億円)を拠出する枠組みを決め、日本の融資提案を退けた。

 極東開発を統括するトルトネフ副首相は3月の新ターミナル着工式典で「ロシア側提案の方が日本案よりもよかったと聞いた」と発言。ロシア側が工期を優先し、採算性をめぐり慎重な日本勢を排除した可能性がある。

 国際線ターミナル改修や複合商業施設の建設も予定されており、空港側は「日本の参加を歓迎する。現在も交渉中」と説明。一方、双日は取材に、融資案が拒否された事実を認め「運営に参画するため協議を続けている」としながらも「民間事業なので利益がないとできない」と回答した。(ハバロフスク 共同)