米コーヒーチェーン大手スターバックスは29日午後、米国にある8千を超える全直営店を一斉に閉店した。4月に店舗で黒人への人種差別があったとして批判を浴びたことを受け、約17万5千人の従業員に再発防止に向けた研修を行ったためだ。スターバックスは従業員の同性婚を支援するなど多様性を重視する姿勢をアピールしてきた。全米規模での一斉閉店という施策にはイメージを回復させる狙いもありそうだ。
問題の発端は東部フィラデルフィアの店舗で起きたトラブル。黒人男性2人が注文せずにトイレを使おうとしたところ、顧客ではないとして店を出るよう求められた。2人が店内にとどまると店側は警察に通報。2人は一時拘束された。この様子を撮影した動画がツイッターを通じて広がると、黒人差別だとの批判が噴出した。
ロイター通信によると、空港などにある直営店以外の約6千店は29日午後も営業を続けた。(共同)