介護保険料、平均5339円に 自治体格差拡大、最大1.41倍 茨城 (1/2ページ)

 65歳以上の高齢者が平成30~32年度の間に支払う介護保険料(1号保険料)が改定され、茨城県内の1人当たりの平均月額は、5339円となる。全国平均の5869円を530円下回ったが、27年度の前回改定時の県内平均より135円増加。県内44市町村間の料金格差は最大1750円で1・41倍となり、前回改定時の1・33倍から拡大した。(丸山将)

                   

 厚生労働省のまとめによると、値上げする自治体は23市町村。前回改定時からの値上げ幅が最も大きかったのは大子町の800円で、桜川市と城里町の700円、土浦市と境町の600円が続いた。

 値下げした自治体は前回はなかったが、今回は守谷▽かすみがうら▽大洗▽利根の4市町が行った。水戸市など17市村は料金を据え置いた。

 保険料が最も高くなったのは、つくば市で6050円。県内の自治体で唯一6千円を超え、最も安くなった守谷市(4300円)の1・41倍になる。

 保険料を208円引き下げた守谷市は、昨年末時点の要介護認定率が11・6%と44市町村で3番目に低い。同市介護福祉課の担当者は「前回の改定以降、介護サービスの利用が予想より少なかったことが引き下げにつながった」と話している。

続きを読む