米国のロス商務長官が北京到着 対中赤字削減へ米中が閣僚級貿易協議へ

北京市内のホテルで記者団に手を上げるロス米商務長官=2日(共同)
北京市内のホテルで記者団に手を上げるロス米商務長官=2日(共同)【拡大】

 【北京=西見由章】米国のロス商務長官は2日、北京に到着した。米高官がロイター通信に語ったところによると、ロス氏は3日に中国の劉鶴副首相と閣僚級貿易協議を行う予定。米側は5月中旬の協議で合意した米国の対中赤字削減に向け、農産物や天然ガスなど米産品の長期的な購入契約を中国側に求める見通し。

 トランプ米政権は中国に対して2020年までに対米貿易黒字を年間2千億ドル(約21兆9000億円)削減するよう要求。中国は日用品の輸入関税引き下げを今年7月から実施するなど輸入拡大への努力をアピールする一方、米側の数値目標に反発しているとみられる。

 米国は先月29日、知的財産の侵害を理由に追加関税を課す500億ドル(約5兆4500億円)相当の対象品目の詳細を今月15日までに発表すると表明するなど、中国への圧力を再び強めている。