【専欄】過酷すぎる中国の大学入試 今年のキーワードは「00後」 自殺する受験生、受験離職する親も (1/2ページ)

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 「お父さんは何をしている人ですか?」

 初対面の中国人と名刺交換をした直後、突然尋ねられて驚いたことがある。中国では、父親の職業で全てが分かるのだそうだ。金持ちの子は金持ちに、権力者の子は権力者になる。勝ち組負け組は、ほとんど生まれたときに決まっている。

 今年も「高考」、中国・大学入試の季節が訪れた。社会的地位を持つ“お父さん”がいない若者たちにとり、大学入試は今後の人生を決める“絶対負けられない、運命の一戦”である。

 この高考、今年は975万人が受験した。過去8年間で最多である。今年の特徴は「00後」と称される、2000年生まれの受験生が戦いに参入したことである。

 00後は特殊な世代である。彼らが誕生した翌年の01年には北京五輪の開催が決まり、その後中国は世界でも類を見ないスピードで一気に発展していった。戦争はもちろん、文化大革命も天安門事件も歴史のかなた、豊かで強い中国しか知らない世代である。そんな彼らも、より上を目指すならやはり一流大学に入らねばならない。親の経済力いかんに関わらず教育にお金がつぎこまれ、実に過酷な受験競争に巻き込まれていく。

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